70歳を過ぎても車のローンは組める?年齢制限と審査基準を徹底解説

「もう70歳を過ぎたから、車のローンは組めないのでは」——そう感じてこの記事にたどり着いた方は少なくないはずです。免許を返納する予定はないけれど、今乗っている車が古くなってきた。年金生活になってから収入が変わり、以前のようにローンが通るか不安。家族に相談しても「その年齢だと難しいんじゃないか」と言われてしまった。そんな迷いを抱えたまま、検索窓に「70歳 過ぎても車のローン 組める」と打ち込んだのではないでしょうか。結論を先に言うと、年齢だけを理由にすべての選択肢が閉じるわけではありません。ただし、確認すべき基準がいくつかあります。この記事では、なぜ年齢が審査に影響するのか、どんな選択肢があるのか、何を基準に判断すればよいのかを整理します。

【この記事のポイント】

  • 一般的な自動車ローン(信販会社経由)は「完済時年齢」に上限を設けている場合が多く、契約時の年齢だけでなく返済終了時の年齢も審査対象になります。
  • 自社分割(割賦販売)は販売店が直接審査するため、年齢だけでなく収入の継続性や保証人の有無など総合的な判断がされる場合があります。ただし審査は必ず行われます。
  • 保証人の有無、支払回数、総支払額の3点を軸に比較すると、自分にとって現実的な選択肢が見えてきます。

この記事の結論

70歳を過ぎているという理由だけで、すべてのローンが利用できなくなるとは限りません。ただし、多くの信販会社は「完済時年齢」を審査項目のひとつとして設けており、たとえば契約時に70歳でも、支払期間が長くなるほど完済時の年齢が上がり、審査のハードルが上がる場合があります。この基準は信販会社ごとに異なるため、一律に「何歳までは大丈夫」と断定できるものではありません。

一方、自社分割(割賦販売)は販売店自身が審査を行う仕組みです。年齢だけでなく、年金収入や就労状況、保証人の有無などを含めて個別に判断される場合があります。とはいえ「当店独自の基準による審査のうえで契約できる」ということはなく、通る場合もあれば通らない場合もあります。まずは自分の状況を整理し、複数の選択肢を比較したうえで、店舗に直接確認することが遠回りに見えて一番確実な方法です。

なぜ70歳を過ぎるとローンが組みにくくなるのか

信販会社が設ける「完済時年齢」の上限

自動車ローンの審査でよく使われる基準のひとつが「完済時年齢」です。これは、契約時の年齢ではなく、最終回の支払いが終わる時点での年齢を指します。たとえば69歳で契約し、支払回数が長い分割を選ぶと、完済時には80歳近くになることもあります。信販会社によっては、この完済時年齢に上限を設けている場合があり、上限を超える契約は審査の対象外になることがあります。この基準は会社ごとに異なるため、「どこも同じ」と考えるのは誤りです。支払回数を短くする、頭金を増やすといった工夫で完済時年齢を引き下げられる場合もあります。

年金収入・就労収入の継続性が審査でどう見られるか

審査では、返済を続けられる収入があるかどうかも重要な判断材料になります。年金収入は継続性が高いと見なされる場合がある一方、就労による収入がある場合はその継続見込みが確認されることもあります。ここで注意したいのは、「年金受給者だから通りにくい」と単純に決めつけないことです。収入の種類よりも、返済額に対して無理のない水準かどうかが重視される傾向があります。逆に、収入が高くても支出とのバランスが悪いと判断が厳しくなることもあります。

保証人・団体信用生命保険の扱い

自動車ローンの一部商品では、契約者が高齢の場合に保証人を求められることがあります。当店の自社分割では、保証人は原則として必要です。これは年齢に関わらず一律の方針ですが、高齢での契約では特に重視されるケースがあると考えておくとよいでしょう。また、住宅ローンなどで使われる団体信用生命保険のような仕組みが、自動車ローンには標準で付いていないことも多く、この点は契約前に必ず確認する必要があります。

70歳を過ぎてから車を購入する際の選択肢と判断基準

マイカーローンと自社分割(割賦販売)の違い

選択肢は大きく分けて二つあります。ひとつは銀行や信販会社が扱う一般的なマイカーローン、もうひとつは販売店が直接審査を行う自社分割(割賦販売)です。前者は完済時年齢などの明確な基準が設けられている場合が多く、審査基準は会社によって異なります。後者は販売店ごとの判断基準で審査するため、年齢や収入の形にかかわらず相談できる余地があります。当店では自社分割に対応しており、最大60回(最長5年)までの支払回数を用意しています。ただし自社分割は分割払いに伴う費用が車両価格に含まれる仕組みのため、現金一括払いとは総支払額が異なります。月々の支払額だけでなく、契約終了までの総支払額を必ず確認してください。

審査の考え方や比較の詳細は、以下の記事でも整理しています。

支払回数・総支払額の確認ポイント

年齢を重ねてからのローンでは、支払回数の設計が特に重要になります。支払期間を短くすれば完済時年齢は下がりますが、月々の負担は増えます。逆に長くすれば月々の負担は軽くなりますが、完済時年齢が上がり審査で不利になる場合や、総支払額が増える場合があります。この二つはトレードオフの関係にあるため、「毎月いくらまでなら無理なく払えるか」を先に決めてから、支払回数を逆算する順番で考えると判断しやすくなります。見積もりを取る際は、月額だけでなく契約終了までの総支払額を必ず書面で確認しましょう。

保証人を用意できない場合に確認すべきこと

「保証人を頼める相手がいない」という理由で購入を諦める方もいますが、まずは店舗に相談することをおすすめします。当店では保証人が原則として必要ですが、状況によって相談内容は異なります。家族の収入を合算できるかどうかなど、世帯単位で考える選択肢もあります。世帯収入をもとにした審査の考え方は、以下の記事で詳しく解説しています。

なお、CICの統計(2026年6月20日時点)によると、個別クレジットの割賦残債額の合計は281,783億円、うち個別クレジットは199,926億円にのぼります。分割払いでの車の購入自体は、年齢を問わず広く利用されている支払い方法のひとつであることがわかります。また、同統計では個別クレジットの異動情報が566万件・331万人とされています。「異動」とは、約定返済日より61日以上または3か月以上支払いが延滞している状態を指す言葉であり、過去に一時的な延滞があったこと自体が、その後のすべての審査に影響し続けるとは限りません。

よくある質問

Q1. 70歳を超えていても、そもそも申し込みはできますか

申し込み自体は可能な場合が多いです。ただし審査の結果は年齢だけでなく、完済時年齢・収入・保証人の有無など複数の条件で判断されます。申し込みができることと、審査に通ることは別の話だと理解しておくことが大切です。

Q2. 完済時年齢とは具体的に何歳を指しますか

契約時の年齢ではなく、最終回の支払いが終わる時点の年齢を指します。信販会社ごとに上限の考え方が異なるため、支払回数を選ぶ前に確認しておくとよいでしょう。

Q3. 年金収入だけでも審査に通る可能性はありますか

年金収入も返済原資のひとつとして考慮される場合があります。ただし、返済額に対して収入が無理のない水準かどうかが重視される傾向があり、年金収入だけで一律に判断が決まるわけではありません。

Q4. 保証人がいない場合はどうすればよいですか

当店の自社分割では保証人が原則として必要です。頼める相手がいない場合は、その旨を含めて早めに店舗へ相談することをおすすめします。世帯収入の合算など、状況に応じた相談も可能です。

Q5. 自社分割とマイカーローンは何が違うのですか

マイカーローンは銀行や信販会社が審査する一般的な仕組みで、完済時年齢などの基準が設けられている場合が多いです。自社分割は販売店が直接審査する仕組みで、年齢や収入の形にかかわらず個別に相談できる余地があります。ただし審査そのものは必ず行われます。

Q6. 支払回数はどのくらいまで選べますか

当店では自社分割で最大60回(最長5年)までの支払回数に対応しています。支払回数が長くなるほど完済時年齢が上がる点には注意が必要です。

Q7. 走行距離や保証はどうなっていますか

当店で販売する車両には、走行距離無制限・6か月間の保証が付帯しています。年式や走行距離を選ぶ際の判断材料のひとつにしてください。

Q8. 短期間に何社も申し込んだほうが早く通りますか

短期間に複数の信販ローンへ申し込むことは避けたほうがよい場合があります。申し込みを重ねる前に、まずはその店舗の審査方式(信販会社経由か、販売店による自社分割か)を確認することをおすすめします。

Q9. 家族名義でローンを組むことはできますか

契約者本人以外の名義で組む方法や、収入合算の可否は店舗や商品によって異なります。検討している場合は、事前に相談窓口で確認しておくと話がスムーズです。

Q10. 相談だけでも受け付けてもらえますか

契約前の段階でも相談は可能です。年齢や収入状況を伝えたうえで、どのような選択肢があるかを確認してから判断することができます。

まとめ

70歳を過ぎているという理由だけで、車のローンがすべて閉ざされるわけではありません。大切なのは、完済時年齢・収入の継続性・保証人の有無という3つの基準を自分の状況に当てはめて確認することです。一般的なマイカーローンと、販売店が直接審査する自社分割では審査の考え方が異なります。どちらが自分に合っているかは、店舗に相談しながら比較するのが確実です。カーマッチ笠取店では自社分割(割賦販売)に対応しており、他社の審査に不安がある方のご相談も承っています。まずは現在の状況を整理したうえで、下記の問い合わせ窓口からお気軽にご相談ください。

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参考資料

  • 一般財団法人 自動車検査登録情報協会「自動車保有台数」(2026年5月末時点) https://www.airia.or.jp/publish/statistics/number.html
  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)「割賦販売情報統計」(2026年6月20日時点) https://www.cic.co.jp/cic/statistics-installment.html

執筆者:カーマッチ笠取店(自社ローン担当)/事実確認:大喜多 健吾(店舗代表)

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