深夜、スマホで「ブラックでも買える車」と検索したことがある方へ。過去に支払いの延滞があった、自己破産を経験した、あるいは他社のマイカーローン審査に落ちた――そんな経験があると、「もう車は持てないのではないか」という不安が先に立つ。仕事や通院、子どもの送り迎えに車が必要なのに、審査という壁の前で立ち止まってしまう。この記事では、その不安を否定せず、自分がどの立場にいるのかを客観的に判断できるよう、確認すべき基準を整理する。
【この記事のポイント】
- 「ブラック」は法律用語ではなく、信用情報機関に記録される「異動情報」という事実に基づく言葉である
- 自社分割(自社ローン)は販売店が独自に審査するため、信販会社のローンとは基準が異なる場合がある
- 通る場合・通らない場合の両方を理解し、事前に確認すべき項目を把握することが遠回りを防ぐ
この記事の結論
結論から言うと、他社のローン審査に通らなかった方でも、自社分割を扱う販売店であれば相談できる場合がある。ただし「必ず通る」というものではない。審査は販売店ごとの基準で行われ、個別の状況によって結果は異なる。まずは自分の状況が「相談できる可能性がある側」なのか「難しい可能性が高い側」なのかを、次章の基準に沿って確認してほしい。
「ブラック」とは何か、なぜ車のローンに影響するのか
「異動情報」という事実に基づく言葉
「ブラック」という表現は俗称であり、正式な制度ではない。実際に信用情報機関が記録しているのは「異動情報」と呼ばれるデータだ。株式会社シー・アイ・シー(CIC)の定義(2026年6月20日時点)によると、異動とは「約定返済日より61日以上、または3か月以上支払いが延滞しているもの」を指す。うっかり数日支払いが遅れた程度では該当しない。まずはこの定義を知っておくと、自分の状況を過度に悲観する必要があるかどうかが見えてくる。
異動情報がある人は珍しくない
CICの割賦販売情報統計(2026年6月20日時点)によると、個別クレジットの異動情報は566万件・331万人にのぼる。ただし、この人数全員が車の購入を希望しているわけではなく、この数字をもって「多くの人が車を買えない」と断定することはできない。あくまで、異動情報を持つ人が一定数存在するという事実として捉えてほしい。
通常ローンと自社分割の違い
信販会社が扱う通常のマイカーローンは、信用情報機関の情報をもとに信販会社が審査する。一方、自社分割(自社ローン、割賦販売)は販売店自身が審査と契約の当事者になる方式だ。当店(カーマッチ笠取店)では、販売店が直接審査する自社分割を扱っており、信販会社の審査基準とは異なる観点で相談を受けている。ただし、分割払いに伴う費用は車両価格に含まれるため、現金一括払いとは支払総額が異なる点は必ず確認してほしい。「月々の支払額」だけでなく「契約終了までの総支払額」を見て判断することが大切だ。
審査の仕組みそのものについては、自社ローンは「個別の状況により通る」という噂の真実と正しい選び方で詳しく整理している。あわせて確認してもらいたい。
自分が対象かどうかを判断するための基準
相談できる可能性がある人の特徴
次のような状況の方は、自社分割の相談対象になり得る。
- 過去に延滞や債務整理の経験があるが、現在は安定した収入がある
- 信販会社の審査に一度落ちたが、その理由が明確でない、または改善している
- 保証人を立てられる、または相談できる人がいる
当店では保証人が原則として必要となる。この点は事前に確認しておくべき項目のひとつだ。無職の状態からの審査については、マイカーローンは無職でも組める?審査で見られる基準と現実的な選択肢で判断材料を整理している。
難しい可能性が高い人の特徴・例外
一方で、次のような場合は相談しても難しいことがある。
- 現在も収入が不安定で、返済の見通しが立てにくい
- 保証人を立てられず、代替の確認材料もない
- 複数の店舗・信販会社に短期間で申し込みを重ねている
短期間に複数の信販ローンへ申し込むと、審査への影響を懸念する声もある。まずは1店舗ごとに、その店舗の審査方式(信販会社の審査か、自社分割か)を確認してから進めることをすすめる。保証人の有無で結果が変わるケースについては、車のローンで保証人がいれば通る人の特徴にまとめている。
よくある失敗と確認方法
よくある失敗は、「審査に不安がある=どこも同じ基準」と思い込み、比較検討をせずに1社だけで判断してしまうことだ。信販会社のローンと自社分割では審査の主体も基準も異なる。属性による通過率の傾向を知りたい場合は、属性ごとの審査通過率!マイカーローンに通りやすい人と自社ローンの比較表/一覧を参考にしてほしい。すでに一度審査に落ちた経験がある方は、カーローン審査落ちの不安を払拭する使い方/手順も確認し、次にどう動くかを整理しておくと無駄な申し込みを減らせる。
判断に迷う場合は、当店のお問い合わせフォームから状況を伝えて相談することもできる。相談だけであれば費用は発生しない。
よくある質問
Q1. ブラックでも車のローンは通りますか?
信販会社の通常審査では難しい場合がある一方、自社分割であれば個別の状況により相談できる場合がある。通るかどうかは保証人の有無や現在の収入状況など複数の要素で判断されるため、一概には言えない。
Q2. 自己破産をした直後でも相談できますか?
自己破産の経験があっても、現在の収入状況や保証人の有無によって相談できる場合がある。個別の状況により異なるため、直接確認することをすすめる。
Q3. 保証人がいないと契約できませんか?
当店では保証人が原則として必要となる。保証人を立てられない場合の対応については、事前に相談してほしい。
Q4. 自社分割と信販ローンは何が違うのですか?
信販ローンは信販会社が審査・契約の当事者となる。自社分割は販売店自身が審査と契約を行う方式で、審査基準や必要書類が異なる場合がある。
Q5. 金利はどのくらいですか?
自社分割は分割払いの費用が車両価格に含まれる仕組みのため、現金一括払いとは支払総額が異なる。月々の支払額だけでなく、契約終了までの総支払額を確認してほしい。
Q6. 最大何回まで分割できますか?
当店では最大60回(最長5年)までの分割払いに対応している。回数によって月々の支払額と総支払額のバランスが変わるため、無理のない回数を選ぶことが大切だ。
Q7. 審査に落ちたら二度と申し込めませんか?
一度落ちたからといって、他の店舗や方式で相談できないわけではない。ただし、短期間に複数の信販ローンへ申し込む前に、その店舗の審査方式を確認しておくことをすすめる。
Q8. 中古車の保証はついていますか?
当店では走行距離無制限・6か月間の保証が付帯している。購入後のトラブルに備えて、保証内容も契約前に確認しておきたい項目のひとつだ。
Q9. 名古屋市以外からでも相談できますか?
当店は名古屋市西区を中心に、清須市・北名古屋市・あま市を対応地域としている。まずはお問い合わせフォームから状況を伝えてほしい。
Q10. 相談だけでも大丈夫ですか?
審査に不安がある方の相談も承っている。契約を前提としない相談も可能なので、まずは状況を伝えることから始めてほしい。
まとめ
「ブラックでも買える車」を探す背景には、過去の延滞や自己破産といった事実と、それでも車が必要だという生活上の理由がある。異動情報の定義を知り、信販ローンと自社分割の違いを理解した上で、自分が相談できる側にいるのか、確認すべき項目は何かを整理することが、遠回りをしないための第一歩になる。保証人の有無や収入状況によって結果は個別に異なるため、断定はできない。まずは自分の状況を整理し、お問い合わせフォームから相談してみてほしい。
執筆者:カーマッチ笠取店(自社ローン担当)
事実確認:大喜多 健吾(店舗代表)
運営会社:株式会社シェアライト
古物商許可:愛知県公安委員会 第541042600800号
所在地:〒451-0072 愛知県名古屋市西区笠取町2丁目76 金城ビル1階
電話:050-1722-1126 営業時間:10:00-18:00
参考資料
- 一般財団法人 自動車検査登録情報協会「自動車保有台数」(2026年5月末時点) https://www.airia.or.jp/publish/statistics/number.html
- 株式会社矢野経済研究所「自動車アフターマーケット市場に関する調査(2025年)」(2024年時点) https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3915
- 一般社団法人 日本自動車工業会「2025年度 乗用車市場動向調査」(2026年3月公表) https://www.jama.or.jp/release/news_release/2026/3582/
- 株式会社シー・アイ・シー(CIC)「割賦販売情報統計」(2026年6月20日時点) https://www.cic.co.jp/cic/statistics-installment.html
